院長ブログ

2015.07.14更新

 

重度の歯周病。        
 
歯周病菌によって犬歯があった周囲の骨が溶けて鼻とつながってしまっています。

犬歯の抜歯後に洗浄、骨を削って、口腔の粘膜でフラップを形成し縫合し治療。
 












 口鼻瘻官は歯の根っこ(根尖)で炎症が進行して、鼻と通じてしまった状態です。

歯の根っこは深く埋まっており、口腔と鼻は非常に薄い骨で隔てられています。

このため、歯周病が進行するとこの骨が溶かされて鼻と通じてしますことがあります。

症状はくしゃみ、膿性鼻汁、鼻出血などがみられるようになります。                                           

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2015.06.22更新

                 

 前部ぶどう膜炎は眼の虹彩や毛様体という部位に起こる炎症性疾患です。
悪化すると緑内障を引き起こし視覚を失ってしまうこともあります。
症状は流涙や眼疼痛、縮瞳、角膜浮腫、前房の混濁(前房フレア)などがみられます。写真のように虹彩の膨隆が認められることもあります。
原因としては免疫介在性、ウイルスや細菌、真菌などによる感染性のもの、外傷性のもの、高脂血症などの代謝性のもの、腫瘍性のものがあります。
再発する場合もあるので注意が必要です。

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2015.06.01更新

治療前
治療後









 パターン脱毛はダックスフンドに多くみられますが、他にボストンテリア、チワワ、イタリアングレーハウンドなどの小型犬にもみられます。
耳介や鼻先に脱毛が見られることが多いですが、頚部、腹部、お尻周りなどに病変が見られることもあります。
炎症や痒みは通常なく、美容上の問題であるため無治療で経過観察する場合もありますが、気になる場合にはお薬で治療を行います。
治療効果は様々で、休薬すると再発するケースもあります。

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2015.05.19更新

 外陰部からポリープ状の腫瘤が突出しています。
この膣ポリープは避妊していない子に多くみられます。
多発する、炎症を伴う場合などには手術を行って摘出しますが、性ホルモンと関連していると考えられるため、避妊手術も同時に行うことが多いです。
こうすることで再発のリスクも軽減することができます。

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2015.04.24更新

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 以前にもブログに記載した瓜実条虫です。

左上の写真は時間が経過して、乾燥してしまった瓜実条虫の片節です。

乾燥する前はもう少し大きく、肛門周囲や糞便の上を動いてことが多いですが、時間が経つと乾燥して写真のように白ごまのように見えます。

動物の寝床やトイレにこのような白ごま様のものがたくさん落ちている場合には瓜実条虫の感染の可能性があります。

 右の写真は瓜実条虫の六鈎幼虫卵です。


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2015.04.21更新

 硬いおもちゃやひづめ、骨などを噛むと歯が折れてしまうことがあります。

神経がでてしまい(露髄)、そこから細菌が入ると歯の根っこで炎症を起こしてしまいます。

発見が早く、歯の根っこの炎症がひどくなければ、歯を温存することもできますが、抜歯が必要となってしまうことが多いです。
 
硬いものを噛んでも、歯垢が付きにくくなったり、歯が丈夫になることはありません。

歯にとっては悪影響となるので注意が必要です。

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2015.04.14更新

 

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 ミミヒゼンダニは動物の耳に感染するダニです。

感染すると茶褐色から黒色の乾燥した耳垢が多くみられるようになり、外耳炎を引き起こします。

感染した動物は痒みのため、頭をよく振ったり、耳を掻いたりするようになります。

治療は内服薬やスポットタイプの駆虫薬で治療を行います。

多量の耳垢がみられる場合にはミミヒゼンダニの感染の場合がありますので、耳垢検査を行うことをお勧めします。
 


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2015.04.11更新

手術前。写真のように左側の肛門嚢には管の挿入が可能ですが、右は閉塞し挿入できませんでした
皮下から分離された肛門嚢
手術後



 肛門嚢は臭い分泌物含む袋で、肛門の両脇(肛門の4時と8時の位置)にあります。

肛門嚢に分泌物が貯留するとお尻をこすって歩いたり、お尻の周りが臭くなったりしてきます。

通常は圧迫することで肛門嚢から貯留した分泌物を排泄させれば、これらの症状は収まりますが、炎症を繰り返したり、破裂を繰り返す、何らかの原因で排泄ができない場合には肛門嚢摘出を行う場合があります。   

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2015.03.17更新

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 眼瞼結膜(まぶたの裏)に薄黄色の腫瘤が認められます。

これはマイボーム腺にその分泌物が上手く排出できずに貯留するで起こります。

治療は、結膜を切開して内容物を排出させ、点眼治療を行います。

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2015.03.07更新

 

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 鼻涙管は目頭にある涙点から鼻の奥へと繋がる管です。

この鼻涙管が何らかの原因で狭窄や閉塞してしまうと流涙症を引き起こします。

流涙症は目頭のところの毛の変色(涙やけ)の原因にもなります。

鼻涙管の閉塞が疑われる場合には、写真のように涙点からカテーテルを通して洗浄することで治療を行います。

ただし、流涙症を引き起こす原因には鼻涙管閉塞だけでなく、異所性睫毛(逆さまつげ)、マイボーム腺などの涙腺の異常や瞬目不全などによるドライアイなど、他の原因でも起こるので注意が必要です。

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