院長ブログ

2015.10.15更新

 上の写真は食道が拡張してしまっているイヌのレントゲン写真です。

原因としては先天性のもの、重症筋無力症、多発性筋炎、甲状腺機能低下症やアジソン病(副腎皮質機能低下症)などによって起こります。

また重度の食道炎や食道内異物や腫瘍などによっても起こる場合があります。

食後すぐに吐く(吐出)、泡のようなものを吐く、咳をする、むせるといった症状がみられたり、体重の減少がみられるようになります。

治療は原因の疾患によって異なりますが、食道拡張がある動物は誤嚥性肺炎を引き起こすことが多いため注意が必要です。

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投稿者: エアリーズ動物病院

2015.10.13更新

 

 
膝蓋骨脱臼は膝の問題だけでなく股関節や大腿骨、脛骨、靭帯などの異常と関連していることが多くみられます。

小型犬で多く認められますが、大型犬やこのレントゲン写真のように猫でもみられることがあります。

先天性と後天性のものに分けられ、また脱臼の方向により、内方脱臼と外方脱臼に分けられます。

その重症度や症状によっては脱臼しないように手術が必要になる場合があります。

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2015.09.28更新

治療前
マズル(鼻の上)の部分に脱毛がみられます
治療後
脱毛部位に発毛がみられます
 

 


  
 中高齢になるとホルモンに関連した病気に罹患してしまう場合があります。

中でも多くみられるのは甲状腺の機能が低下し、甲状腺ホルモンの分泌が少なくなってしまう甲状腺機能低下症です。

甲状腺は種々の器官に影響を与えるため、様々な症状がみられます。

代表的に症状としては、脱毛(通常、痒みを伴わない)、活動性の低下、体重増加、また顔の皮膚の肥厚により悲しげな表情にみえるようになる場合があります。

この病気はイヌに多くみられますが、ネコでは非常に稀です(ネコは高齢になると甲状腺機能亢進症が多くみられます)。

治療は甲状腺ホルモンを補充することで行います。

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2015.09.07更新

 写真の液体は猫伝染性腹膜炎(FIP)を発症した猫のお腹の中から採取された液体です。

FIPウイルスは猫腸コロナウイルスが体内で突然変異を起こすことで発症すると言われています。

このウイルスに感染すると、様々な部位で血管炎や肉芽腫が形成され、様々な症状が発症します。

FIPにはウェットタイプとドライタイプという二つの型があり、ウェットタイプは典型例では写真のようなアメ色の液体が体腔内に滲出し、ドライタイプでは様々な部位、組織に肉芽腫が形成されていきます。

根本的な治療法はなく対症療法が主な治療法となりますが、発症するとほとんどのネコは亡くなってしまう致死的な疾患です。

数ヶ月から2歳齢ぐらいのネコで発症が多いですが高齢になってからの発症も比較的多くみられます。

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2015.09.04更新

ベンガルのルディちゃんとスコティッシュのビビちゃんがお泊りに来てくれました^^

おねえちゃんのルディちゃんは初めは緊張気味でしたがすぐに心を開いくてました。

下の子のビビちゃんは・・・最初から全開に心をオープン!

猫ちゃんは環境が変わると緊張して食がすすまない子が多いのですが、二人共よく食べていい子ちゃんでした♪

ご飯をみつめる顔が真剣!

ルディちゃんとおもちゃで遊んでいると・・・

下のお部屋のビビちゃんが興味津々!

おもちゃを捕獲しゴロゴロが止まりません!

おもちゃハンタービビちゃんでした^^

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2015.09.01更新

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 環椎軸椎不安定症は第一頚椎である環椎と第二頚椎である軸椎の間の不安定化でおこる疾患で、一般に先天性のものと外傷性に発症するものがあります。

先天性の場合には軸椎の歯突起の形成異常・奇形などによる脱臼、外傷性の場合には環椎や軸椎の骨折や歯突起の骨折などによって起こることがあります。

これらの障害によって脊髄が損傷を受け、頚部痛や運動失調、重度になると四肢麻痺、中には呼吸不全によって死亡してしまう場合もあります。

治療には疼痛に対する鎮痛薬の使用や頚部の外固定による内科治療と手術によって固定する外科治療があります。


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2015.08.31更新

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 左のレントゲン画像では膀胱内に結石が認められます。

膀胱結石は種類によっては食事療法で溶解できるものもありますが、溶解できない種類の場合には手術による摘出が必要になることもあります。

頻尿や血尿などの膀胱炎の症状がみられる場合には結石や結晶が形成されている場合があるので注意してください。
 


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投稿者: エアリーズ動物病院

2015.08.14更新

 舌の下側に風船の様に膨らんだ組織があります。

これは唾液腺嚢胞(ガマ腫)と呼ばれ、唾液腺やその導管が障害されて唾液が貯留することで起こります。

写真は舌下ですが、障害される唾液腺や部位によって頚部の皮下や咽頭部にもみられることがあります。

流涎過多、血様のよだれ、食欲不振、呼吸困難などの症状がみられます。
治療は唾液腺の摘出などの外科手術が推奨されています。

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2015.08.14更新

 上の画像は脳のMRIの写真ですが、脳実質に腫瘤性病変が認めれらます。

高齢になると、他の部位の腫瘍と同様に脳内にも腫瘍ができてしまうことがあります。

「高齢(5歳以上)になってから初めて発作を起こした」、「普段行動がおかしい」、「覚えていたことが出来ていたことができなくなった」、「性格が変わった」などの症状がみられる場合には脳内の病変が存在する可能性があります。

身体検査、神経学的検査、血液検査などの検査によって、頭蓋内の病変が疑われる場合にはMRIの検査が必要になることがあります。

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2015.07.24更新

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 子宮に液体が溜まり、拡張しています。
子宮水腫は卵巣のホルモンの影響で起こる病気のひとつで、無症状の症例も多くみられます。
多量の液体貯留が起こると腹部膨満、食欲不振がみられることもあります。
一方、水ではなく膿が溜まる子宮蓄膿症は早期の治療が必要になる疾患ですので、注意が必要です。


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投稿者: エアリーズ動物病院

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