院長ブログ

2015.03.02更新

 写真は腹膜炎を発症した犬の膵臓周囲の超音波画像です。

十二指腸壁が肥厚し、また膵臓周囲の脂肪も炎症を起こし白くなっています。

腹膜炎は消化管の穿孔、胆嚢や子宮の破裂、膵炎、外傷、腫瘍などによって腹腔内で炎症が起こる疾患です。

腹膜炎を起こした原因疾患の治療とその原因と状態によっては手術によって腹腔内を積極的に洗浄する必要があります。

いずれにしても、重篤な場合が多く、命に関わってしまうことも多い疾患です。

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2015.02.16更新

 てんかんは脳の神経細胞が異常に興奮し、反復性に発作を起こす病気です。

様々な犬種、猫種で起こりますが、多くの場合5歳までに初めての発作が起こることが多いです。

発作といっても意識がなくなり、倒れてバタバタするようなものから、体の一部のみに痙攣がみられるものなど症状も様々です。

てんかんは発作が起きている時またその前後以外は、何ら症状が認められないのことが通常です。

普段の行動におかしな点がある場合や高齢になってから、初めて発作をおこした場合にはてんかん以外の病気の方が多いため注意が必要です。

発作時やおかしな行動の動画があると診断に役に立ちますので、動画が取れる場合にはご持参していただければと思います。

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2015.01.30更新

 




 乳歯が残っていると歯周病を引き起こしやすくなる場合があります。

乳歯が残ってしまう場合は抜歯を行います。

また、幼若の動物では乳歯が永久歯の歯並びに影響を与えることが予想される場合は早めに乳歯を抜歯したほうが良い場合があります。

成長期には定期的に口腔内をチェックすることをお勧めします。

もちろん全ての年齢の動物も口腔内のチェックはこまめに行いましょう。


 
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2015.01.27更新

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肥大型心筋症は猫に多くみられる心筋症の一つです。

心臓の壁が厚くなってしまうため、心臓が十分に拡張することができず、全身に血液を上手く送れなくなってしまいます。

無症状のこともありますが、心臓内に血栓が形成され、それが血管に詰まることで、後肢の麻痺を引き起こしたり、胸水の貯留や肺水腫によって呼吸困難を呈する場合があります。

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2015.01.22更新


 
 好酸球は血液に含まれる白血球のひとつで、寄生虫感染に対する防御に関与しています。

また、アレルギー性の疾患とも関連しています。

好酸球性の皮膚炎を起こす疾患としては、ノミや蚊などに対するアレルギーや食物アレルギー、アトピーなどがあります。

治療はそれぞれの原因に対する治療を行い、その原因によってはステロイドや免疫抑制剤を使用して、治療を行います。

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2015.01.20更新



 涙が十分に産生されなかったり、何らかの原因によって眼球表面に涙を保持することができないとドライアイを引き起こします。

ドライアイによって角膜のびらんや結膜炎が引き起こされ、膿性の眼脂が多くみられるようになります。

原因には自己免疫によるもの、薬剤、ウィルスなどによる感染性のもの、外傷などがあります。

一般的に点眼や内服薬で治療することが多いですが、場合により外科的な処置を行う場合もあります。

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2015.01.16更新

上顎奥の軟らかい部分(俗に言う喉ちんこのあたり)が長く伸び、呼吸をするときに気道を閉塞することで、いびきや努力性呼吸、呼吸困難を引き起こす疾患です。

パグやブルドック、シーズーなどの短頭種に多くみられます。

軽度の場合は、いびき、呼吸音がうるさいなどの症状しか認められないこともありますが、重度になると上記のように呼吸困難を引き起こし、失神してしまうこともあります。

治療は、抗炎症剤などの内科治療で一時的に良化する場合がありますが、より改善させるためには手術が必要となります。

短頭種は軟口蓋過長症の他、鼻孔狭窄や気管虚脱、気管低形成も併発している場合が多いので注意が必要です。

 
術前

術後


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2015.01.08更新


左側の側頭筋が萎縮しています。

片側の側頭筋萎縮は三叉神経の病気で起こることが多いとされています。

他にも慢性期の咀嚼筋炎や多発性筋炎などの筋疾患や甲状腺機能低下症でも側頭筋の萎縮がみられることがありますので、他の身体検査所見、血液検査などの結果から診断していくことが必要です。

さらにはMRIなどの画像検査が必要となる場合もあります。

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2014.12.28更新

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 橈尺骨(前肢)の骨折をプレートで固定したレントゲン写真です。
超小型犬や小型犬は高いところからの飛び降り、誤って踏んでしまったなどの理由で骨折してしまうことが多いので注意してください。

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2014.12.01更新

当院では様々な健康診断のコースをご用意していますが、今日は心臓検診について書いてみたいと思います。

心臓病の種類によっては聴診器を当てるだけである程度病名が推測できることもありますが、超音波やレントゲン検査を行って、心臓のどこに問題があるのか、病気の進行度はどのくらいなのか、治療を始めた方がいいのか・・・などを把握する必要があります。

一言で心臓病と言っても様々な病気があり、治療法も変わってきます。

小型・中型犬は僧帽弁閉鎖不全症、大型犬では拡張型心筋症、猫では肥大型心筋症、幼い動物であれば、動脈管開存症や心房中隔欠損症など先天性の疾患も多くみられます。

心臓病の症状として多くみられるのは、咳、疲れやすい、失神、呼吸が悪い、お水をよく飲む、お腹が張っているなどがあります。
猫ちゃんの場合は何となく元気がないというだけのこともあります。

心臓病は初期の段階では症状が出ないことが多いですが、徐々に進行していきますので、検査による早期発見が重要です。

キャバリア、マルチーズをはじめとする老齢の小・中型犬、ワクチン接種時に心雑音を指摘された子には特に心臓検診をお勧めしています。

既に心臓病で治療をしている子も定期的な検診をお勧めします。
症状に応じて検査の頻度、内容を提案致します。


心臓検診は聴診をはじめとする身体検査、超音波検査、レントゲン検査が含まれ、費用は1万円(税抜き)になります。

ご希望の方は予約制になりますのでお電話でお問い合わせください。

<心臓検診の流れ>

①聴診、視診、触診、問診を行います

②胸部レントゲン撮影

③心臓の超音波検査

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投稿者: エアリーズ動物病院

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