写真の液体は猫伝染性腹膜炎(FIP)を発症した猫のお腹の中から採取された液体です。
FIPウイルスは猫腸コロナウイルスが体内で突然変異を起こすことで発症すると言われています。
このウイルスに感染すると、様々な部位で血管炎や肉芽腫が形成され、様々な症状が発症します。
FIPにはウェットタイプとドライタイプという二つの型があり、ウェットタイプは典型例では写真のようなアメ色の液体が体腔内に滲出し、ドライタイプでは様々な部位、組織に肉芽腫が形成されていきます。
根本的な治療法はなく対症療法が主な治療法となりますが、発症するとほとんどのネコは亡くなってしまう致死的な疾患です。
数ヶ月から2歳齢ぐらいのネコで発症が多いですが高齢になってからの発症も比較的多くみられます。
川崎市幸区・川崎区・中原区・横浜市鶴見区/大田区 動物病院|エアリーズ動物病院
猫伝染性腹膜炎(FIP) ♦感染性疾患♦
2015.09.07更新
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