院長ブログ

2014.10.17更新

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 マラセチア(真菌:カビの一種)によって起こる外耳炎です。
左の写真は炎症によって耳の粘膜が腫れてしまっています。
耳の汚れをみると右の写真のような雪だるま状やボーリングのピンの形をしたマラセチアが大量に認められます。
このマラセチアは健康な犬や猫の耳や皮膚にも常在する真菌ですが、異常に増殖すると外耳炎や皮膚炎を起こします。
耳はもちろん、脇の下や四肢の指間、口唇周囲などで増殖し皮膚炎を起こします。
また、全身的にアレルギー性皮膚炎の症状を引き起こすこともあります。治療は外耳炎の場合には抗真菌薬の点耳、ひどい場合には内服薬を使用します。
皮膚炎を引き起こしている場合には、薬用シャンプーや内服薬で治療します。
マラセチアは皮脂を好みますので、皮膚のべたつき、かゆみがある場合には一度検査することをお勧めします。


 
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投稿者: エアリーズ動物病院

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