院長ブログ

2015.09.28更新

治療前
マズル(鼻の上)の部分に脱毛がみられます
治療後
脱毛部位に発毛がみられます
 

 


  
 中高齢になるとホルモンに関連した病気に罹患してしまう場合があります。

中でも多くみられるのは甲状腺の機能が低下し、甲状腺ホルモンの分泌が少なくなってしまう甲状腺機能低下症です。

甲状腺は種々の器官に影響を与えるため、様々な症状がみられます。

代表的に症状としては、脱毛(通常、痒みを伴わない)、活動性の低下、体重増加、また顔の皮膚の肥厚により悲しげな表情にみえるようになる場合があります。

この病気はイヌに多くみられますが、ネコでは非常に稀です(ネコは高齢になると甲状腺機能亢進症が多くみられます)。

治療は甲状腺ホルモンを補充することで行います。

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投稿者: エアリーズ動物病院

2015.09.07更新

 写真の液体は猫伝染性腹膜炎(FIP)を発症した猫のお腹の中から採取された液体です。

FIPウイルスは猫腸コロナウイルスが体内で突然変異を起こすことで発症すると言われています。

このウイルスに感染すると、様々な部位で血管炎や肉芽腫が形成され、様々な症状が発症します。

FIPにはウェットタイプとドライタイプという二つの型があり、ウェットタイプは典型例では写真のようなアメ色の液体が体腔内に滲出し、ドライタイプでは様々な部位、組織に肉芽腫が形成されていきます。

根本的な治療法はなく対症療法が主な治療法となりますが、発症するとほとんどのネコは亡くなってしまう致死的な疾患です。

数ヶ月から2歳齢ぐらいのネコで発症が多いですが高齢になってからの発症も比較的多くみられます。

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投稿者: エアリーズ動物病院

2015.09.04更新

ベンガルのルディちゃんとスコティッシュのビビちゃんがお泊りに来てくれました^^

おねえちゃんのルディちゃんは初めは緊張気味でしたがすぐに心を開いくてました。

下の子のビビちゃんは・・・最初から全開に心をオープン!

猫ちゃんは環境が変わると緊張して食がすすまない子が多いのですが、二人共よく食べていい子ちゃんでした♪

ご飯をみつめる顔が真剣!

ルディちゃんとおもちゃで遊んでいると・・・

下のお部屋のビビちゃんが興味津々!

おもちゃを捕獲しゴロゴロが止まりません!

おもちゃハンタービビちゃんでした^^

投稿者: エアリーズ動物病院

2015.09.01更新

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 環椎軸椎不安定症は第一頚椎である環椎と第二頚椎である軸椎の間の不安定化でおこる疾患で、一般に先天性のものと外傷性に発症するものがあります。

先天性の場合には軸椎の歯突起の形成異常・奇形などによる脱臼、外傷性の場合には環椎や軸椎の骨折や歯突起の骨折などによって起こることがあります。

これらの障害によって脊髄が損傷を受け、頚部痛や運動失調、重度になると四肢麻痺、中には呼吸不全によって死亡してしまう場合もあります。

治療には疼痛に対する鎮痛薬の使用や頚部の外固定による内科治療と手術によって固定する外科治療があります。


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投稿者: エアリーズ動物病院

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