院長ブログ

2014.10.10更新

 猫の口腔内後部の粘膜に潰瘍や炎症などが起こる病気で、原因として細菌やウイルス、免疫の異常反応などが原因として報告されていますが「、解明には至っていません。
口の痛み、口を気にする、食事と採ることができない、よだれが多いなどの症状がみられます。
お薬で治療することで一時的に症状の改善が認められる場合がありますが、多くの場合は再び悪化してしまいます。

 写真の子もお薬で治療を行っていましたが、長期的な改善を期待して、すべての臼歯(犬歯より後ろの歯)を抜歯しました。
症状によっては歯を全て抜いてしまわなければならない場合もあります。
その後口内炎は改善し、体重も増え、毛艶も良くなりました。

 よだれが多い、ご飯が食べにくそう、口が痛そうなどの症状がある猫ちゃんは、一度口の中を検査することをお勧めします。

川崎 鹿島田 新川崎 矢向エリアの動物病院   
エアリーズ動物病院

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2014.10.10更新

 果物の種やおもちゃなどを食べてしまうと、消化管に詰まってしまうことがあります。
食べてすぐであれば吐かせる処置が有効となる場合がありますが、腸管に詰まってしまった場合には手術で取り除く必要があります。
 糸などのヒモ状のものも飲み込んでしまうと消化管を傷つけてしまうことがあり、また薬・薬品、ネギ類、チョコレートなどの中毒を起こすものなどの誤飲にも注意が必要です。

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2014.10.10更新

 写真の毛包虫によって引き起こされる皮膚病です。このダニはアカラス、ニキビダニとも呼ばれています。健康な犬においても、毛包や皮脂腺に常在するダニですが、免疫力の低下などによって異常に増殖すると皮膚炎を引き起こします。病型としては限局性(体の一部分)のものと全身性のものとがあります。若齢のワンちゃんは限局性のものが多く、自然に治癒する場合も多くみられます。ただし、全身性になる場合には治療が必要になります。成犬で発症した場合には、抵抗力が低下するような基礎疾患が隠れている場合がありますので注意が必要です。

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2014.10.10更新

 

 歯周病によって、歯肉が赤く、腫れてしまっています。歯石を取り除いて、歯周病の治療を行いました。歯周病は放置しておくと、顎の骨が溶けてしまい、場合により骨折してしまうこともあります。さらに、口腔内の問題だけにとどまらず、心臓、肝臓、腎臓などの他の臓器にも影響を与えることがあります。写真わんちゃんのようにしっかりと歯石を取り除くには、麻酔をかける必要があります。麻酔をかけないで歯科処置を行う場合、治療が完全にできないことや、恐怖心や痛みを与えてしまうことで、その子に与えるストレスが大きくなってしましますので、できる限り麻酔をかけての処置をお勧めします。

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2014.10.10更新

一言で目の検査といっても、症状に合わせた様々な検査があります。

◆目の傷を調べる検査◆


試験紙を目につけて色素をつけます

傷があるとその部分に色素がのります

◆涙の量の検査◆


シルマーティア試験という検査です。
涙の量を調べます。
下眼瞼(下まぶた)に試験紙を挿入し、時間をはかって濡れた長さを測定します。

◆眼圧測定◆


表面麻酔を点眼します



眼圧計を使って眼圧を測定します。

◆眼底検査◆



散瞳剤を使って瞳孔をひらき、眼底を検査します

◆超音波検査◆

超音波を使って目の中を観察します。
網膜剥離、レンズの脱臼、水晶体の状態などを確認します。

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2014.10.10更新

赤い尿、頻回尿、尿量が増えた・減った、尿の臭がきつくなった・・・

そんな症状が見られるときは尿検査を行います。

ワンちゃん、猫ちゃんの場合、自宅で尿を取るのが難しいケースが多いと思います。

病院で採尿しますので、頑張って尿を持ってきて頂かなくても大丈夫です。

採尿方法にはいくつかの方法があります。
その子にあった方法、必要な方法で採尿いたします。

自然排尿
圧迫排尿
カテーテル採尿
膀胱穿刺




圧迫排尿






カテーテル採尿



超音波下で注射器を使った膀胱穿刺
針を刺して採尿するというとビックリされることも多いのですが、
動物への負担も少なく最も無菌的に採尿することができます。





採尿が終わったら、早速尿検査を行います。

比重計で尿比重をはかります。尿検査を行うにあたって、この比重というものはとっても重要です。

次にスティック検査を行います。蛋白、鮮血、尿糖、ケトン、PHなどをみます。

顕微鏡を使って鏡検します。結晶、細菌、炎症細胞、上皮細胞などを確認します。

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2014.10.10更新

様々な病気で採血が必要になることがあります。

◆採血方法◆

人間の場合、大抵腕から採血を行いますが、動物の場合、腕、足、首など様々なところから採血を行います。

猫ちゃんの場合は内股から、ワンちゃんの場合は後ろ足から行うことが多いですが、保定してみて、その子が一番嫌がらなさそうな場所から採血を行います。

少し多めに血液が必要な時は首から採血を行うこともあります。



前肢からの採血


首からの採血

内股からの採血


◆血液検査◆

採血ができたら次は血液検査(必要性に応じて行う検査を決定します)を行います

白血球、赤血球、血小板の数を調べるCBC(血球検査)

内臓の数値をみる生化学検査

血液塗抹を作成し、白血球の分類、貧血の評価、血小板の有無、腫瘍細胞の検査を行います。
(この血液塗抹ひとつで多くの情報を得ることができるます)

検査結果はホルモンなど一部のものを除いては院内ですぐに出ます。


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2014.10.10更新

多くのわんちゃん、ねこちゃんで行われる去勢手術。

去勢手術のメリット、デメリットに関しては、ホームページをご覧になってください。

今日は去勢手術の流れをご紹介したいと思います。


手術方法は、陰嚢の付け根の部分の皮膚を切開し(犬の場合)、精巣を取り出します。

当院の麻酔は安全面を考え、全頭吸入麻酔で行います。

全身麻酔と同時に鎮痛剤、鎮静剤、局所麻酔などを使用し、痛みや不安に配慮をした手術を行います。

通常日帰り手術となります。

その他心配なこと、分からないこと、気になることがあればお気軽にお問い合わせください。


◆去勢手術(犬)の流れ◆

血管を確保して静脈内点滴を行います

酸素化し麻酔をかけます

気管挿管し、血圧、心電図、酸素分圧をモニターしながら避妊手術に入ります

・・・ここまでは避妊手術と同じ手順になります。


皮膚を切開します


睾丸をだします


精管と血管を結んで切除します






切断部を止血します


反対側の睾丸を同じ手順で摘出します



皮膚を縫合します




手術終了です


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2014.10.10更新

正常な動物には睾丸が二つ、陰嚢に確認できます。

睾丸が正常な場所に降りてこず、お腹の中や鼠径部に留まってしまうことがあります。

その状態を陰睾といいます。

陰睾の場合、将来的に癌化しやすいので、去勢手術をおすすめします。

お腹の中に留まっている場合は、女の子の避妊手術と同じように開腹手術になります。

鼠径部にとどまっている場合は、お腹を切らず、皮膚を切ってそこから精巣を摘出します。


正常な場所には睾丸が一つしか確認されません


正常な位置に降りてこずに、鼠径部にひっかかっています

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2014.10.10更新

多くのわんちゃん、ねこちゃんで行われる避妊手術。

避妊術のメリット、デメリットに関しては、ホームページをご覧になってください。

今日は避妊手術の流れをご紹介したいと思います。


手術方法は、卵巣のみ摘出する手術法と、卵巣と子宮を摘出する手術法の2通りございます。

どちらの手術法が良いかは診察でご相談のうえ決めさせていただいています。


当院の麻酔は安全面を考え、全頭吸入麻酔で行います。

全身麻酔と同時に鎮痛剤、鎮静剤、局所麻酔などを使用し、痛みや不安に配慮をした手術を行います。

通常1泊2日の手術になります。

その他心配なこと、分からないこと、気になることがあればお気軽にお問い合わせください。



◆手術の流れ◆

血管を確保して静脈内点滴を行います



酸素化し麻酔をかけます



気管挿管し、血圧、心電図、酸素分圧、人工呼吸器を使用して麻酔管理を行います。



消毒をします



卵巣を探して吊り出します



卵巣を摘出します



摘出した左右の卵巣



縫合します



終了です


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