院長ブログ

2016.08.16更新

 写真はネコちゃんが誤飲してしまった人形の一部です。
ワンちゃんだけでなく、ネコちゃんも何でも食べてしまう子は様々なものを誤飲・誤食してしまうことがあります。
催吐処置により上手く吐くことができればよいですが、吐かせることができない場合には内視鏡によって異物を摘出したり、場合によっては手術が必要となることもあるので、ワンちゃん同様注意が必要です。

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2016.07.21更新

尿管閉塞のため、太く拡張した尿管
尿管切開後に尿管から漏出した膿
転移した尿管


 
 腎盂腎炎の記事に記載しましたが、尿管に多量の膿が溜まってしまうと尿管の閉塞を引き起こしてしまうことがあります。

そのような場合には腎臓にも負担がかかってしまうために、尿管から膿を排泄する必要があります。

 写真の症例は尿管から膿を排泄させても尿管の膀胱への開口部が閉塞してしまっており、尿路の閉塞を解除できなかったため、
尿管を切断し、他の部位に尿管を転移しました。

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2016.07.05更新

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 左の写真は尿管の閉塞により大きく腫大し、変色した腎臓です。

腎切開を行ったところ、腎盂は拡張しその中には多量の膿がたまっていました(右は腎切開し、膿を排泄させたあとの写真です。まだ腎盂内に少量の膿が残っています)。

腎盂腎炎は細菌などが腎盂で繁殖することで起こる病気で、多くの場合は抗生物質などで治療を行いますが、何らかの原因で尿管が閉塞してしまい水腎症を伴う場合には外科的な治療が必要となることがあります。

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2016.07.05更新

 乳腺良性混合腫瘍は乳腺にできる腫瘍であり、名前に「良性」とある通り良性の腫瘍です。

良性でも写真のようにかなり大きくなることがあり、自壊して生活の質を落としてしまうこともあります。

外科的に切除してしまえば、良好な経過を示すことがほとんどです。

乳腺にできる腫瘍は大きさや見た目、細胞診の検査では通常良性・悪性の区別がつかないため病理組織検査が必要となります。

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2016.06.03更新

 

 写真は嘔吐の消化器症状がみられたネコの手術時のものです。

腫瘍によって食べ物が通ることができずに腸管が拡張してしまっています。

この腫瘍は病理組織検査によって腸腺癌と診断されました。

高齢になるとこのように腸管にも腫瘍ができることがあります。

ネコの場合には他に消化管リンパ腫も多くみられます。

高齢のネコで食欲低下、嘔吐、下痢などの症状がみられる場合にはこのように腫瘍性疾患の場合がありますので注意が必要です。

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2016.05.30更新

 リンパ腫はリンパ球という免疫を司る細胞が腫瘍化した疾患です。

リンパ球は全身にいたるところに存在するため、様々な場所で発生します。

全身のリンパ節が腫れたり、肝臓や脾臓、消化管に病変がみられたり、ときに脳や脊髄にもみられることがあります。

イヌでは複数のリンパ節が腫脹する多中心型が多くみられます。

治療は主に抗がん剤で治療を行います。

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2016.05.30更新

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  皮膚肥満細胞腫は皮膚にできる腫瘍であり、上の写真のように丘疹のようにみえたり、あたかも脂肪腫のようにみえたり様々な形態をとります。

細胞診の検査をすると、右の写真のような顆粒をもった肥満細胞が多数認められます(顆粒をがみられない場合もあります)。

 肥満細胞腫は悪性の腫瘍であり、予後はそのグレードやステージによって異なります。

治療は多くの場合、外科的に摘出することで治療しますが、マージン(腫瘍の周囲)を大きく取らなければなりません。

 肥満細胞腫の話をすると「うちの子太っているからできたのですか?」とよく質問を受けますが、体型とは無関係であり、痩せている子も罹患します。


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2016.05.10更新

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 皮膚組織球種は若い犬に発生することが多い良性の腫瘍です。
頭頚部や四肢に多く発生します。
典型的な肉眼所見としては表面が脱毛し、赤い木苺様の外観を呈します。
若齢犬の場合には自然退縮することも多く、無治療でも消失しまうこともあります。

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2016.05.09更新

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 潜在精巣(陰睾)は陰嚢内に下降するはずの精巣が腹腔内や鼠径部などの皮下に留まってしまう疾患です。
片側の場合だけでなく、両側ともに精巣が下降してしていない場合もあります。イヌでよくみられる疾患ですがネコでも認められます。
写真の症例もネコであり、この子は腹腔内に精巣が存在していました。

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2016.04.26更新

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 写真はネコの外耳を写したものですが、耳の中に多数のボツボツがみられます。
これは炎症を伴った耳垢腺が拡張したものです。

これらの病変が外耳全体にみられる場合には耳垢腺の導管が閉塞することで腫瘤状の病変が多数に認められるようになることがあるようです。

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