院長ブログ

2016.02.23更新

 

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 喉頭小嚢の外反(反転喉頭小嚢)は喉頭小嚢が反転することで気道が狭くなり呼吸困難を示す疾患です。

この疾患はパグ、フレンチブルドッグ、ブルドックなどの短頭種でみられる短頭種気道症候群の一つとしてみられることが多く、症状は努力性呼吸、運動不耐性などを示し、重度になると失神が認められることもあります。

治療は反転した喉頭小嚢を切除しますが、口腔内からアプローチする方法と写真のように頚部腹側からアプローチし、気管切開を行って摘出する方法があります。

呼吸に問題のある短頭種はこの疾患だけでなく軟口蓋過長症など、他の短頭種気道症候群の疾患を伴っていることが多いため注意が必要です。

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2016.02.20更新

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 耳血腫に罹患すると耳介がぷくっと膨れたようになります。

この腫脹した部位には血様の漿液が貯留しています。

原因としては外傷や外耳炎との関連、免疫の異常など様々な要因がいわれていますが、根本的な原因ははっきりとわかっていません。

治療には様々な方法があり、液体を抜去してお薬を注入しその後圧迫する方法(内科的な管理)、また外科的に整復して圧迫する方法、上の写真のように排液をさせるために糸やチューブを一時的に入れて排液させる方法などがあります。

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2016.02.16更新

 線維性歯肉腫は上の写真のように歯肉より発生し、腫瘤を形成します。

これは腫瘍ではなく非腫瘍性病変であり、手術により摘出することで良好な経過をしますとされています。

口腔内には様々な腫瘤が形成され、中には悪性の腫瘍も少なくないので注意が必要です。

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2016.02.16更新

 

 
 血液検査にて血液の細胞数の持続的な異常が認められ、種々の検査でも原因が明らかにならない場合骨髄の検査を行うことがあります。

また、白血病や多発性骨髄腫などの診断を行う場合にも写真のような骨髄穿刺針を用いて検査を行います。


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2016.02.09更新

 写真は糞便検査で検出されたジアルジアの虫体です。

写真になると何だかよくわかりませんが、実際には円盤状のものがフラフラと動いています。

動いているものは栄養型と呼ばれるものですが、糞便中には殻に被われ動かないシストと呼ばれるものもみられます。

主な症状は下痢や軟便、血便で、ときに食欲低下、削痩がみられることもあります。

治療は駆虫薬で治療しますが、シストは外界でも数週間生存しているため、再感染にも注意が必要です。

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