院長ブログ

2016.01.29更新

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左は会陰ヘルニアに罹患した犬に対して直腸検査を行っている写真です
右は手術後の写真です。

肛門周囲の会陰部と呼ばれる部位の筋肉の萎縮により、直腸が支持することができないため直腸が肛門横にポケット状に出てしまっています。

この疾患は中高齢のオス犬に多く認められ、男性ホルモンがの影響が一因と考えられています。

治療は外科手術より弱くなった骨盤隔壁を再建することが必要となります。

萎縮した筋肉の間からは直腸だけでなく、他の腹腔内臓器が脱出する場合もあり、特に膀胱が反転し尿路閉塞を引き起こした場合には緊急を要します。

中高齢のオスのワンちゃんで排便困難や肛門横が膨れている場合にはこの疾患に罹患している可能性があります。


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投稿者: エアリーズ動物病院

2016.01.15更新

 上はイヌの腹部の写真ですが、腹部広範囲に紫斑が認められます。

このワンちゃんは血液中に存在する血小板という血を固める細胞が減少していました。

血小板減少症の原因は特発性、免疫介在性、腫瘍性、ウイルス、薬剤などによるものがあり、また、上記のような紫斑は血液凝固蛋白の異常や播種性血管内凝固(DIC)などでも認められますが、いずれにしても重篤な疾患・病態であることが多いため注意が必要です。

 血小板減少症に罹患しても必ずしも紫斑が認められるわけではなく、無症状で経過している場合も多くあるので、この点に関しても注意が必要です。

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投稿者: エアリーズ動物病院

2016.01.02更新



 

  乳腺の細胞が腫瘍化することで起こる病気で、高齢の雌に多くみられます。
早期に避妊手術をすることで発生のリスクが減少すると言われています。
イヌの場合は約40-50%が悪性で、ネコでは90%が悪性であるとされますが、多くの場合、悪性良性の判断は病理検査が必要となります。
悪性の場合には肺などに転移することも多く、注意が必要です。
一般的に治療は手術で乳腺を摘出し、その病理検査結果でその後の治療方針を決定していきます。




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投稿者: エアリーズ動物病院

2016.01.01更新

 

椎間板ヘルニアは椎間板物質が脱出、または突出することで発症する病気です。
重症度によっては手術が必要となる場合があります。
ダックスフンドやコーギーなどの軟骨異栄養犬種と呼ばれる犬種に多い疾患です。
立てない、歩き方がおかしい、階段や段差を嫌う、どこか痛がるなどの症状がある場合には椎間板ヘルニアの可能性もありますので注意が必要です。

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投稿者: エアリーズ動物病院

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