院長ブログ

2018.12.11更新

尿膜管1   尿膜管2

                     

 尿膜管は胎生期に母親と胎児の膀胱とをつなぐ管で、通常は出生時には閉じてしまうものが

そのまま残ってしまう疾患です。

この管が外界につながっているとその穴から尿が染み出てきたり、尿路感染を起こしやすくなります。

また、外界に開存していない場合にも膀胱が完全に収縮することができず、残尿が残ることで膀胱炎などの症状

を起こす場合があります。

これらの症状がある場合にはこの尿膜管を切除する必要があります。

 

 

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2016.09.30更新

 写真は去勢手術により摘出した左右のイヌの精巣です。

肉眼的にも左右の精巣は異なってみえますが、片側に間細胞腫という腫瘍が認められました。

この腫瘍は良性腫瘍として発生することが多く、無症状で病理検査で発見される場合も少なくありません。

精巣にできる腫瘍の中には転移したり、骨髄抑制などの合併症を引き起こしたりするものもありますので、精巣の形態に変化、触感に左右差がある場合には去勢をお勧めします。

また、潜在精巣(陰睾)の場合には腫瘍化しやすいとされているため、このような場合にも去勢手術をお勧めします。

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2016.09.30更新


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 右の写真には肛門の周囲に存在する巨大な腫瘤が認められます。

肛門の周囲には肝様腺腫(肛門周囲腺腫)などの良性の腫瘍も多くみられますが、この腫瘤は病理検査の結果「肛門周囲腺癌」と呼ばれる悪性の腫瘍でした。

良性の肝様腺腫は男性ホルモンの影響を受けるため、未去勢雄に多くみられますが、肛門周囲腺癌はホルモンとは無関係に増殖するとされています。

領域のリンパ節への転移が起こることもあり、また大きくなると切除が困難となる場合もあるため、早期の治療が大切です。

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2016.09.06更新

 移行上皮癌はイヌやネコの膀胱にできる腫瘍の中で一番多いとされる悪性の腫瘍です。

転移や再発することも多く、早期発見、治療が重要となります。症状としては頻尿や血尿、排尿障害など膀胱炎と類似しているために発見が遅れてしまうこともあります。

写真は「膀胱破裂の症例」でご紹介した症例の膀胱ですが、膀胱頚部から膀胱への尿管開口部にも腫瘍が浸潤しており、膀胱を全摘出しました。

移行上皮癌は膀胱だけでなく、尿管や尿道などにも発生することがあります。

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2016.08.16更新

 膀胱は外傷や腫瘍、尿路閉塞の影響によって破裂してしまうことがあります。
膀胱破裂が起こるとおなかの中に尿が漏出し、放置すると命に関わってしまいます。
緊急的に処置しないと死亡してしまうケースもあり、、診断後速やかに手術を行う必要が多い疾患です。

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2016.07.05更新

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 左の写真は尿管の閉塞により大きく腫大し、変色した腎臓です。

腎切開を行ったところ、腎盂は拡張しその中には多量の膿がたまっていました(右は腎切開し、膿を排泄させたあとの写真です。まだ腎盂内に少量の膿が残っています)。

腎盂腎炎は細菌などが腎盂で繁殖することで起こる病気で、多くの場合は抗生物質などで治療を行いますが、何らかの原因で尿管が閉塞してしまい水腎症を伴う場合には外科的な治療が必要となることがあります。

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2016.05.09更新

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 潜在精巣(陰睾)は陰嚢内に下降するはずの精巣が腹腔内や鼠径部などの皮下に留まってしまう疾患です。
片側の場合だけでなく、両側ともに精巣が下降してしていない場合もあります。イヌでよくみられる疾患ですがネコでも認められます。
写真の症例もネコであり、この子は腹腔内に精巣が存在していました。

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2015.11.24更新

 写真は摘出した子宮を切開したところですが、子宮内に多数のポリープが認めれらます。

このポリープは子宮に存在する腺組織や間質の過形成とされ、悪性のものではありません。

ホルモンによる変化と考えられるため、避妊していない場合に起こることがあり、避妊手術の時に発見される場合もあります。

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2015.08.31更新

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 左のレントゲン画像では膀胱内に結石が認められます。

膀胱結石は種類によっては食事療法で溶解できるものもありますが、溶解できない種類の場合には手術による摘出が必要になることもあります。

頻尿や血尿などの膀胱炎の症状がみられる場合には結石や結晶が形成されている場合があるので注意してください。
 


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2015.07.24更新

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 子宮に液体が溜まり、拡張しています。
子宮水腫は卵巣のホルモンの影響で起こる病気のひとつで、無症状の症例も多くみられます。
多量の液体貯留が起こると腹部膨満、食欲不振がみられることもあります。
一方、水ではなく膿が溜まる子宮蓄膿症は早期の治療が必要になる疾患ですので、注意が必要です。


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