院長ブログ

2018.07.22更新

永久気管1永久気管2

 咽頭や喉頭などを閉塞する腫瘤による気道の閉塞や重度の喉頭麻痺などによる上部気道障害に際には気道を確保するために

気管を切開しなければならないことがあります。

気管切開には上の写真のように気管を露出し、気管に穴を空けて永久的にそこから呼吸をさせる永久気管孔と一時的に気管を切開して

気管チューブを挿入して呼吸を管理する方法などがあります。

 

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投稿者: エアリーズ動物病院

2016.02.23更新

 

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 喉頭小嚢の外反(反転喉頭小嚢)は喉頭小嚢が反転することで気道が狭くなり呼吸困難を示す疾患です。

この疾患はパグ、フレンチブルドッグ、ブルドックなどの短頭種でみられる短頭種気道症候群の一つとしてみられることが多く、症状は努力性呼吸、運動不耐性などを示し、重度になると失神が認められることもあります。

治療は反転した喉頭小嚢を切除しますが、口腔内からアプローチする方法と写真のように頚部腹側からアプローチし、気管切開を行って摘出する方法があります。

呼吸に問題のある短頭種はこの疾患だけでなく軟口蓋過長症など、他の短頭種気道症候群の疾患を伴っていることが多いため注意が必要です。

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投稿者: エアリーズ動物病院

2015.01.16更新

上顎奥の軟らかい部分(俗に言う喉ちんこのあたり)が長く伸び、呼吸をするときに気道を閉塞することで、いびきや努力性呼吸、呼吸困難を引き起こす疾患です。

パグやブルドック、シーズーなどの短頭種に多くみられます。

軽度の場合は、いびき、呼吸音がうるさいなどの症状しか認められないこともありますが、重度になると上記のように呼吸困難を引き起こし、失神してしまうこともあります。

治療は、抗炎症剤などの内科治療で一時的に良化する場合がありますが、より改善させるためには手術が必要となります。

短頭種は軟口蓋過長症の他、鼻孔狭窄や気管虚脱、気管低形成も併発している場合が多いので注意が必要です。

 
術前

術後


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投稿者: エアリーズ動物病院

2014.10.31更新



 この疾患は中から高齢の小型犬に多くみられる疾患です。ガーガーといった呼吸や咳、努力性呼吸が症状として認められます。写真はこの疾患に罹患したイヌのレントゲン写真です。通常空気の通り道である気管は常にほぼ一定の太さですが、気管虚脱があると呼吸のタイミングによって気管の一部が潰れてしまい通常の呼吸ができなくなってしまいます。治療には外科に矯正する治療やお薬で症状を緩和する方法があります。

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投稿者: エアリーズ動物病院

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