胆嚢管破裂(胆汁性腹膜炎)川崎市にあるエアリーズ動物病院
2017.06.01更新
  
  胆汁が外傷、腫瘍、胆嚢粘液嚢腫などの疾患により、腹腔内に漏出してしますと重度の腹膜炎(胆汁性腹膜炎)を起こしていまします。
 
 写真の症例は胆嚢粘液嚢腫の症例で、胆嚢管の破裂を併発していたイヌの手術写真です。
 
 この症例の場合には胆嚢管の破裂が認められたため、胆嚢からの続く総胆管が開口する部位である十二指腸を切開して
 開口部(大十二指腸乳頭)からチューブをステントとして利用し、損傷部位を縫合してそのままチューブを留置しました。
 
 その後、腹腔内を洗浄し、ドレーン(お腹から腹水を排泄させる管)を設置して閉腹しました。
 
 胆汁性腹膜炎は命に関わることが多い疾患のため、早期発見、早期治療が重要となります。
 
 川崎市幸区・中原区・川崎区/横浜市鶴見区/大田区の動物病院
 エアリーズ動物病院
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