クリニックブログ

2014.10.17更新

10月に入ってノミがついたと来院される子が増えています。

涼しくなってきて、予防が手薄になってきたからでしょうか?

あの暑かった夏よりも確実にノミがついてしまった子が多い気がします。



マダニは、春から夏にかけて成ダニの活動が活発になり、秋から冬は卵からふ化した幼ダニ・若ダニが増えます。

ノミは、梅雨の前後から活発に発生・繁殖し始めますが、住宅環境の快適化によって、ほぼ年間を通じて生息するようになっています。

特にお散歩にでるワンちゃん、お外に出てしまうネコちゃんは予防をしっかり行ってくださいね。



ノミがつくと痒みをだすだけではなく、アレルギー性皮膚炎、瓜実条虫(寄生虫)、大量寄生による貧血、かゆみによるストレスを引き起こします。

マダニは貧血を起こしたり、バベシア症にかかったり、最近では重症熱性血小板減少症候群なんてものも話題になっています。



ノミやマダニがついているのを発見したときは、すぐに来院をお勧めします。

決してノミを潰したり、マダニを指で取ったりしないでください。



ノミダニ予防はドラッグストアでも販売されています。

ただ市販のノミダニ予防薬は、ノミを寄せ付けないという効果があるだけで、

ノミのライフサイクルを断ち切るまでの効果は期待できませんし、持続効果もありません。

シャンプーや雨に濡れると効果が落ちてしまいます。

アロマやハーブで予防している子もいますが、それはあくまでノミを近づけさせないというだけで、

効果には限界があります。

何も予防をしないよりは、市販薬でも予防をきちんと行うことは良いことだと思います。

ただ、市販薬と医薬品の違いをきちんと理解しておくことが重要です^^



動物病院で処方されるい予防薬(フロントラインプラス)についてお話しますね。

ノミなら24時間以内、マダニなら48時間以内にほぼ100%駆除できます。

ノミの卵の孵化、幼虫から成虫からサナギへの変態を阻害することにより、ノミの寄生を予防します。

ノミなら1~3ヶ月、マダニなら1ヶ月は効果が持続します。

シャンプーをしても効果にほとんど影響しません。


また、最近は色々なタイプの予防薬があります。

多頭飼いでお薬をつけたところをなめてしまう、皮膚が弱くて滴下タイプのお薬を使えない、つけるのを嫌がる、月に一回のお楽しみとして予防したい・・・という方はおやつタイプの予防薬をオススメします。

矢向 鹿島田 新川崎エリアの動物病院
エアリーズ動物病院


投稿者: エアリーズ動物病院

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