クリニックブログ

2014.10.16更新

生後3週間から14週齢の社会化期は子犬にとって、すごく重要な時期です。

本来、この時期は両親や兄弟と生活していき、コミュニケーション能力を身につけたり、仲間との絆を形成します。

生後7~8週までは母親や兄弟犬と一緒に過ごし、母犬から離れて新しい家族に引き取られた後も他の犬と楽しく触れ合うことが重要です。

社会化期を過ぎても、たくさんの犬と過ごすことによって、他犬との付き合いが上手な成犬になります。



社会化期は他犬との触れ合いの他、様々な刺激になれさせておくことも大切です。

例えば・・・

男の人、女の人、子供、年配の方、様々なタイプの人間と触れ合う

電車、車、雷、花火などの音

自動車にのる、人ごみを歩くなどの経験

こういった体験、刺激を味わうことで、周囲の環境に柔軟に対応できる成犬になっていきます。

ただ、これらの経験もあまり強いものであったり、急激なものであると、ただの恐怖体験になってしまういます。

生まれ持った気質、性格というものもあります。

嫌がる素振りがみられたら、無理をせず距離をおいたておやつを与えてください。

無理をせず、子犬の様子をみながらゆっくり行ってくださいね^^


しかし、この時期はまだワクチンが終了していません。

最終ワクチンが終了して2週間位しないと免疫は十分につきません。

伝染病に対する抵抗力がしっかりしていない状態でお散歩 OKscissorsとは簡単には言えません。

ここが私たち病院スタッフの悩むところです。

心の健康と体の健康。

どっちも大切です。

1回目のワクチンを終えて多少なりとも免疫がついていて、子犬の体調が良い時を狙って・・・

場所や方法を選んで少しずつお散歩デビューをしてもいいかな、と考えています。

ただ、子犬の健康状態や環境なども考慮して判断しないといけないので、ご相談して頂ければと思います。








投稿者: エアリーズ動物病院

entryの検索

動物たちとご家族様がより楽しく幸せに暮らせるように

病気や予防での来院以外の時もお気軽に病院にお立ち寄りください

  • 044-276-8968.png
staff staff blog