クリニックブログ

2014.11.29更新


 上の写真は頻尿の症状のあったネコの尿検査結果の写真です。
ストルバイト結晶が認められます。この結晶はイヌやネコでは多くみられる結晶で膀胱炎を引き起こすことがあります。
この結晶が固まって結石を形成することもあります。
ストルバイト結石は食事による治療で溶解することができますが、結石の成分によっては手術によって摘出しなければならないものもあります。
また膀胱炎の原因も結晶や結石だけでなく、細菌性など他の原因によるものもありますので、トイレに何度も行く、尿の色や臭いがいつもと違うなどの症状がある場合には尿検査をして問題がないかを調べたほうがよいと思われます。
 尚、特に男の子の場合には結石が尿道に詰まってしまうことがあります。
排尿の姿勢をとるが尿が出ていない場合には、緊急を要することが多いので、早めに病院に行くことをお勧めします。
 
尿道カテーテルを入れて導尿処置を行っています

神奈川県川崎市幸区 矢向/鹿島田/新川崎エリアの動物病院
エアリーズ

投稿者: エアリーズ動物病院

2014.11.25更新

 

 この病気は腎臓に多数の嚢胞が形成され、その結果正常な腎臓の組織を障害し、徐々に腎不全の症状を呈する病気です。遺伝的な病気で、ペルシャネコやその血縁関係がある猫に多くみられます。
腎臓の他にも肝臓などの他の臓器にも嚢胞がみられる場合があります。
確定診断には遺伝子診断を行います。
根本的な治療法はありませんが、腎不全に対して早期から食事療法や補液などの対症療法を行うことで、QOL(生活の質)を維持することができる場合が多いです。

川崎市幸区 矢向/鹿島田/新川崎エリアの動物病院
エアリーズ動物病院

投稿者: エアリーズ動物病院

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