院長ブログ

2017.02.23更新

 糞線虫は消化管内に感染する寄生虫の一種で、感染すると下痢などの消化器症状を呈するようになります(無症状のこともあります)。

悪化すると血便や重篤な場合には全身状態の悪化が認められ、衰弱してしまうこともあります。

感染経路は他の多くの寄生虫と同様に経口感染によって感染が成立しますが、糞線虫は皮膚からの感染(経皮感染)も起こります。

また人にも感染することがありますので注意が必要です(人畜共通感染症)。

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投稿者: エアリーズ動物病院

2017.02.23更新

足裏の肉球間に腫瘤が認められます。
足の甲側にも腫瘤が広がっており細胞診検査の結果、肥満細胞腫でした。
手術後。


  
 肥満細胞腫は悪性の腫瘍であり、広範囲に切除しなければならない腫瘍の一つです。
写真のように足先などにできてしまった場合には指ごと切除したり、場合によっては断脚術を行うことがあります。
また、他にも完全切除が困難な場所に出来てしまった場合には、放射線療法や抗がん剤を用いた化学療法と手術を併用する場合などもあります。
 写真の症例は右前肢の第4、第5指間(小指と薬指の間)にできていたため第4、第5指と腫瘍を一緒に切除しました。
 写真のような断指術を行っても数日後には普通に歩けるようになります。

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