院長ブログ

2016.09.30更新

 写真は去勢手術により摘出した左右のイヌの精巣です。

肉眼的にも左右の精巣は異なってみえますが、片側に間細胞腫という腫瘍が認められました。

この腫瘍は良性腫瘍として発生することが多く、無症状で病理検査で発見される場合も少なくありません。

精巣にできる腫瘍の中には転移したり、骨髄抑制などの合併症を引き起こしたりするものもありますので、精巣の形態に変化、触感に左右差がある場合には去勢をお勧めします。

また、潜在精巣(陰睾)の場合には腫瘍化しやすいとされているため、このような場合にも去勢手術をお勧めします。

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投稿者: エアリーズ動物病院

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