上はイヌの腹部の写真ですが、腹部広範囲に紫斑が認められます。
このワンちゃんは血液中に存在する血小板という血を固める細胞が減少していました。
血小板減少症の原因は特発性、免疫介在性、腫瘍性、ウイルス、薬剤などによるものがあり、また、上記のような紫斑は血液凝固蛋白の異常や播種性血管内凝固(DIC)などでも認められますが、いずれにしても重篤な疾患・病態であることが多いため注意が必要です。
血小板減少症に罹患しても必ずしも紫斑が認められるわけではなく、無症状で経過している場合も多くあるので、この点に関しても注意が必要です。
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血小板減少症 ♦血液疾患♦
2016.01.15更新
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