クリニックブログ

2015.03.06更新

3月に入り、春の季節が近づいてきましたね。

今日は少し早いのですが、フィラリアのお薬についてのお話です。

蚊が媒介する寄生虫のフィラリア。

お腹に寄生する虫と違い、フィラリアは血管内・心臓に寄生します。

心不全の症状(咳、疲れやすいなど)やお腹に水が溜まったりといった重篤な症状をだします。

この地域だと4月下旬~11月下旬もしくは5月上旬~12月上旬が予防期間になります。

シーズン初めは感染していないことを確認してから予防を開始します。

フィラリアのお薬もたくさんの種類がありますので、少し紹介致しますのでお薬選びの参考にしていただければと思います。


~おやつタイプのお薬~
フィラリア、お腹の虫を駆虫できます。
おやつ大好き!という子におすすめです。


~錠剤のお薬~
フィラリアとお腹の虫を駆虫できます。
錠剤でも簡単に飲ませられる子はこれがおすすめです。
費用が一番抑えられます。


~滴下式のお薬~
お薬を飲ませるのが大変な子におすすめです。
首筋の皮膚につけるお薬です。
フィラリアとノミとミミヒゼンダニ(マダニは予防できません)を駆虫・予防できます。


~ノミ・マダニ・フィラリア予防一体型の錠剤~
1錠でフィラリア・ノミマダニ・お腹の虫を予防・駆虫できます。
比較的新しいお薬ですが、去年は多くの方がこのお薬で予防されました。
個人的にもおすすめです。


~注射タイプのお薬~
一回の注射でフィラリアを一年間予防します。
海外では10年以上使用されている予防薬です。
毎月の予防が大変、投薬忘れが心配、確実にフィラリア予防を行いたい・・・という方におすすめです。
確実に予防できるので、次年度から血液検査は必要ありません。
(初めての注射予防の際は検査が必要です)
注射予防は完全予約制になります。
尚、定員になり次第受付を終了させていただきます。


どのお薬もメリット、デメリットがありますので、どのお薬にするか迷われる方はお気軽にご相談ください。

また、猫ちゃんのフィラリアも近年問題となっております。

本来、フィラリアは犬に寄生するものなので、猫に感染しても猫の体内では成長しにくいのです。

ただ、猫の場合、少数寄生でも重篤な症状を出すと言われています。

猫のフィラリア症の発症は犬と比べて稀ですが、突然死の原因にもなります。

心配な方は、ノミと一緒に予防できる滴下式のお薬がありますのでご相談いただければと思います。



川崎市幸区 矢向/鹿島田/新川崎エリアの動物病院
エアリーズ動物病院

投稿者: エアリーズ動物病院

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