クリニックブログ

2014.11.20更新

最近、パピークラスといって、子犬と飼い主さんが一緒に参加して色々なことを勉強するクラスの開催をよく目にします。

が、猫ちゃんの場合はなかなかそういう会を開催することは難しくなります。

ただ、やはり猫ちゃんも子猫の時期にやっておきたいこと、知っておきたいことがあります。

そこで今日は猫の飼い方について少し書いてみたいと思います。




<食事について>
猫はもともと偏食傾向が強い動物と言われています。

小さい頃、口にしたことのない物は食べない傾向にあります。

病気になったとき、処方食を食べられるように、カリカリ、ウェットフード、チキン味、フィッシュ味などレパートリーを広げて置くと良いと思います。


また、捕食行動をする動物と言われているので、捕食行動の欲求を満たしてあげる

例えば、ペットボトルに穴をあけてフードを入れる、ティッシュの空き箱にフードを入れるなど色々工夫をしてみてください^^

是非お腹が空いている時を狙ってやってみてください。


<お水について>
猫は泌尿器系の病気が多く、喉の渇きにも鈍感と言われています。

好む器をみつけてあげてください。
(陶器>ガラス>プラスチックの順で好むと言われています)

新鮮な水を好む子は洗面所など頻繁にお水を変えられる場所をお水飲み場にしてもいいかもしれません。

流れているお水が好きな子がいたり、様々な好みがあります。

是非、その子のお水の好みをみつけてあげてください^^


<爪とぎ>
猫は飼い主の関心をひく、ストレッチ、ストレス発散、マーキングなど・・・様々な理由で爪とぎをします。

素材は木、ダンボール、布性のものなど様々なものがあります。

水平に置くタイプのものを好む子もいれば、垂直のものを好む子もいます。

置く場所は、過去に一度爪とぎを行った場所、、テリトリーを掻き立てる場所(玄関?)、ベッドの横(ストレッチ目的)などがいいかもしれません。

その子にあった爪とぎを選んで、置いてあげてください^^

<トイレ>
ネコは5~6週で排泄場所が決まると言われています。

寝起きや食べた後にトイレに入れてあげると苦労なくトイレを覚えるはずです。

1匹につき1個以上のトイレを置いてあげてください。

我が家の猫達はシステムトイレを使用していますが、砂は細ければ細かいほど人気があります。

とにかく猫は清潔な生き物です。

トイレは常に清潔に保ち、落ち着ける場所にトイレを置いてあげてください。


もし粗相で困っている方がいらっしゃいましたら下記のことを試してみてください。
●砂を細かいものに変えてあげる
●トイレのサイズを大きくしてあげる
●数を増やしてあげる
●トイレの場所を変えてみる

膀胱炎などの病気で粗相をしている場合もあるので、気になる時はご相談していただければと思います。

<環境>
上下運動ができる場所、安心して眠れる場所、隠れることができる場所を用意してください。

外がみえる場所の確保をしてあげられたら尚良いです。

また、いざ病気になった時にすんなりキャリーケースに入ってくれるよう、キャリーケースの中でご飯を与えるなどして、普段から慣らしておくと良いと思います。

<おもちゃ>
捕食本能を満たす刺激として重要です。

短い時間でも良いので、是非毎日遊んであげてください。

ただし、おもちゃの誤飲には十分な注意してください。

<メディカルケア>
去勢、避妊手術をお勧めします。

混合ワクチンは一年に一回の接種が必要です(初年度は2回接種)

また定期的な健康診断をお勧めします。

爪をお家で切れない子は病院でも切れますので連れてきてあげてください。



長々と書いてしまいましたが、猫ちゃんの飼い方も実は奥深いものです。

我が家は現在猫3匹ですが、性格も様々で面白いです。

みなさんの猫ちゃんのお話も診察時に是非聞かせてください^^

川崎市幸区 矢向/鹿島田/新川崎エリアの動物病院
エアリーズ動物病院









投稿者: エアリーズ動物病院

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